おもむろに行こうか

日々の出来事と備忘録

【お守り基礎知識】お守りのあれこれ

神社やお寺にお参りに行くと必ずある

「お守り」

お守りにはたくさんの種類があって願い事に合わせていろいろ選べるようになってますね

そんなお守りですが・・・お守りって何のためにあるのでしょうか?

今回は「お守り」の基礎知識について記事にしてみました

お守りを知って正しくご利益を授かりましょう。



 

そもそもお守りとは?

お守りとは

厄除けや招福、加護などの人の願いを象った縁起物。護符、御符ともいいます。

(外来語ではアミュレット・タリスマン・チャーム)

常に持ち歩いて悪霊から身を防ぎ、ご利益を得ることができます

またお守りを手作りしたりする人もいますね。

手作りのお守りは神社やお寺などのお守りとはまた違うあたたかさを感じられます。

お守りの起源

お守りの起源は

縄文時代の人々が魔除けとして勾玉を身につけていたのが始まりとする説

6世紀ごろ仏教が伝播し、お寺で呪符が配られるようになった説など

諸説あるといわれてます

本格的に「お守り」が浸透してきたのは平安時代の陰陽師の頃ともいわれています

お守りは「買う」のではなく「授かる」

お金を出すのだから買うという感覚になりますがお守りは神様の力を宿したもの

神前でお祓いされており神様のご加護を受けた、あるいは御神体そのもであり

正式には「守札」(しゅさつ・もりふだ)と呼びます

神様は金銭で売り買いするものではありません

お守りを授かるときのお金はお守りの代金ではなく神様に対する感謝のお供えです

お守りが置かれているところに「授与所」と書かれているのはそのためです

お守りは神様が宿るものなので数える時も

1個・2個ではなく1体・2体となります

神様になると1人・2人ではなく1柱・2柱となります

 



 

お守りの種類はたくさん

お守りにはさまざまな種類があるため自分の願い事に合ったものを選ぶといいです

健康祈願・商売繁盛・縁結び・安産祈願・合格祈願・交通安全・厄除け・金運・財運などなど

お守りの効果は千差万別この世のありとあらゆる悩みに対応しています

【金運】金運上昇・財産上昇・商売繫盛・千客万来

【健康】健康祈願・病気平癒・長寿祈願

【縁結び】恋愛成就・縁結び

【安全】家内安全・交通安全・航空安全

【学業】合格祈願・学業成就

【仕事】就職祈願・出世成功・昇格昇進

この他にもいろんなお守りがたくさんあります

厄除けお守り 不動明王さまに祈願した御守り 厄除開運

出典:Amazon

お守りの正しい持ち方

最も良いと言われている方法は、ひもをつけて首から提げて持ち歩くことですが首にかけなくても「常に身につける」ようにしたりバッグに入れて携帯しても問題ありません。

持ち歩くのが難しい場合は家で保管します。

その場合は引き出しなどには収納せずに神棚があれば神棚に神棚がない場合はなるべく高い位置で目につく明るい場所にしましょう

お守りのご利益を受けやすい効果的な持ち方

お守りは、それぞれの願い事に関連するアイテムに着けるなど種類によっておすすめの身につけ方があるんです

●縁結び・恋愛成就に関するお守り●

スケジュール帳や名刺入れなど「縁」と繋がりがあるものと一緒にして、縁結びのお守りを日常的に意識しておけるようにするのが良いです

●学業に関するお守り●

普段使っているペンケースや教材・ノートを入れるカバンがおすすめです

勉強机など普段学習する環境に置くだけでもご利益があるといわれています

●金運に関するお守り●

お財布の中に入るサイズであればお財布に入れます

通帳を保管してるケースやポーチなどもおすすめです

ですが常に神様にとって居心地の良い状態にしておくことが大切です

お財布がボロボロだったりしたらお金さんはもちろんのこと

神様もいてくれなくなってしまいます

お尻のポケットには入れないように注意!

男性だと、お財布をお尻のポケットに入れる人は多いかもしれませんが

毎回お財布が踏まれるような状況は運気が上がりにくいです

神様にお尻を向けるような形になってしまうので神様にとってもお金さんにとってもお財布にとっても嬉しくないです

●交通安全のお守り●

交通安全のお守りは自身の持ち物に着けるのはもちろんのこと

車を利用する場合はルームミラーのところにぶら下げたり車のキーに着けたりするのも効果が期待できます

子供さんなら通学用のカバンに着けるのもおすすめです

●その他のお守り●

その他のお守りについては普段使いしてるバッグやスマホ、お財布など毎日持ち歩くものにつけるのがおすすめです

金運を呼び寄せる 黄金巾着水琴鈴のお守り 神社で祈願済み 金運隆昌

出典:Amazon

 

複数のお守りを持っても大丈夫?

「お守りを複数持つと神様がケンカして効果がなくなる.」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか

結論からいうと複数のお守りを一緒につけて持ち歩いても大丈夫です

神様には「祈ってくれた人、信じる人をお守りする」という基本的なスタンスを持っておられます

高徳である神様同士がケンカし、さらに利益を相殺するようなことはないといわれています

複数のお守りを身につけるときも感謝の気持ちを忘れずに

けして粗末にしないように心がけましょう

お守りは持っているだけで願いが叶う魔法の道具ではありません

忘れてはいけないのが、

お守りはただただ自分の願いを叶えるための道具ではないということです

お守りを持っているからといって必ずしも願いが叶うものではありません

不幸な出来事が絶対に起こらないとも限りません

願いを叶えるために努力する姿を見守ってくださいといういわば宣誓を自覚するアイテムです

神仏に見届けてもらうという謙虚な気持ちで努力を継続させる心を育む役割を担っているのです

お守りは「心」です

それが安心感、心強さに持ち主の背中を押す力になります。

お守りをさらにパワーアップ⁉

みなさんは神社やお寺にお参りに行ってお守りを授かる時どのタイミングで授かりますか?

以前私は参拝後に授与所でお守りをいただいていました

ですが自分だけの自分のためのお守りとしていただく場合は

参拝前にお守りをいただいて

参拝時に両手で包んで祈願するのがおすすめですよ

そうすることで自分の思い入れがこもったお守りになります

このことを知ってから、お守りをいただくのは参拝前になりました

お守りを返納するタイミング

●一年が目安●

お守りは期日や期限といったものはありませんが、一般的には一年を目安に神社やお寺にお納めします

日本では古来より、お正月に新しい神様(年神様)を家に迎える風習があり

そのためお守りも一年ごとに新しいものを受けるようになったといわれています

●願いが叶ったら●

安産祈願や合格祈願、願望成就などのお願い事は一年よりも早い時期でお願い事が成就することがあるかと思います

その場合、一年を待たずともお願い事が叶った段階で返納して問題ありません

無事にお願い事が叶ったことを神様に感謝して返納しましょう

●古いお守りを持ち続けることは避けましょう●

安産祈願のお守りや合格祈願のお守りはお願い事が叶っても記念として持っていたい人もいるかと思います

ですが古いお守りをいつまでも持っているのはおすすめしません

神道には「常若(とこわか)」という考え方があります

常若とは、いつまでも新しく若々しく生命力に満ち溢れている様子を示します

一年はあくまでも目安ですが、いつまでも古いお守りを持ち続けているのは避けたほうがよいでしょう

お守りの返納はどうする?

●いただいた神社やお寺で納める●

お守りは、いただいた神社やお寺に返納するのが基本です

神社やお寺にはそれぞれ「古札納所」と呼ばれるお神札やお守りを収める場所があります

お正月期間のみ設置されている神社やお寺もあるので、

事前確認をするようにしてください

●近所の神社、お寺で納める●

お守りをいただいた神社やお寺が遠方の場合など

いただいた所で返納するのが困難な場合は

近くの神社やお寺で返納しても問題ありません

その際、神社のお守りは神社で、お寺のお守りはお寺で納めるのがマナーです

いずれにしても納める前に事前に確認問い合わせて連絡をしておくといいです

●郵送で希望のお寺や神社に納める●

お守りをいただいた神社やお寺に、

お守りを郵送で納めることをお願いすることもできます

その他、全国から郵送されたお守りを受けとって

お焚き上げをしてくれる神社やお寺もあります

どこでも受け入れてくれるわけではないので

事前に確かめておきましょう

●地区のどんど焼きでお焚き上げ●

どこの地区にもあるだろうお焚き上げは、

正月飾りなどを燃やすことで年神様を天にお送りする行事です

その際に、お守りも一緒にお焚き上げすることができます。

ビニールやプラスチックなどの飾りやカバーは外しましょう

お守りを返納するときの注意

  • 神社とお寺は明確に区別しましょう
  • お守りの返納をお願いする神社やお寺には必ず事前確認をしましょう

神社は神霊を祀るところ、お寺は仏様を祀るところです

同じ願い事のお守りだったとしても

神社でいただいたお守りは神社へ、

お寺でいただいたお守りはお寺にお願いするのがルールです

神社はあまり区別しなくても問題はありませんが

お寺は宗派を間違えないようにしましょう

日本全国 開運神社 このお守りがすごい!

まとめ

お守りって身近にあるだけに知らないこともたくさんあります

人生における出来事には自分の行動で起こるものもあれば

思いがけずに起こるものもあります

だからこそ神のご加護を得られる神社やお寺、お守りが人々の生活に寄り添っているのでしょう。

お守りには神様が宿っています。

ご利益を得たいと願うなら

くれぐれも丁寧に扱うことを忘れないようにしましょう

今回はお守りの基礎知識お守りのあれこれについてでした。